2012/03/10

日本政府また慰安婦支援団体に譲歩?--野田政権



韓国に「歴史の真実に顔を背けない本当の勇気と知恵が必要だ」と言われたら、歴史の事実とは何かと問い返すか、あるいは歴史の事実が明らかになったとして韓国社会にそれをを受け入れる勇気があるのか、と詰問してもいいはず。それが、「人道的見地から知恵を絞ろう」とは、人がいいを通り越してこの国は異常である。

外務事務次官だけではない。最近挺対協の本部を訪れた日本大使館の参事官も、人道的解決を模索するという野田首相の発言を「我々は重く受け止めている」と語ったそうである(先月来日した関係者の話)。秦郁彦が嫌な予感がすると言っていたが、その通りになるかもしれない。

慰安婦解決へ根本的措置を 佐々江外務事務次官に韓国

韓国を訪問した佐々江賢一郎外務事務次官は9日、ソウル市内で、安豪栄外交通商省第1次官と会談した。同省によると、安氏は元従軍慰安婦問題の解決が急がれることを強調し「被害者が納得できる根本的な措置」を日本政府に求めた。謝罪と賠償などを促したとみられる。

佐々江氏は、昨年12月の日韓首脳会談で野田佳彦首相が「人道的見地から知恵を絞ろう」と表明したことに触れながら「日本政府として可能な解決策を検討している」と説明。安氏は、日韓が真のパートナーシップ関係を築いていくには「歴史の真実に顔を背けない本当の勇気と知恵が必要だ」とも強調した。

日韓の経済連携協定(EPA)締結交渉再開や北朝鮮の核問題でも意見交換した。(共同)

産経 2012.3.9

対して中央日報日本語版は、日本また拒否というタイトルをつけて報じた。もちろん佐々木外務事務官は「法的に(は)終わった」と言っただけで、野田首相の言う人道的解決の可能性に含みを持たせている。法的に解決しているのに、友人として特別の配慮をしようという日本と、それを有難がるどころか、非難する韓国。

日本、慰安婦解決要求をまた拒否

日本軍慰安婦問題を早期に解決してほしいという韓国政府の要求を日本がまた拒否した

安豪栄(アン・ホヨン)外交通商部第1次官は9日、ソウル都染洞(ドリョムドン)外交部庁舎で、日本の佐々江賢一郎外務次官と会談し、「韓日両国が真のパートナーになるには歴史の真実を無視しない勇気と知恵が必要だ」と述べ、日本軍慰安婦問題の根本的解決を促した。佐々江外務次官は「韓日請求権協定、すなわち法的に終わった問題」と答えた。