2014/04/11

河野談話検証 政府人選進める


安倍政権は、既に河野談話の継承を約束している。検証は国内の右派に対するガス抜きとも言われている。過大な期待はいだかない方が良さそうだ。

河野談話検証 有識者人選進める

菅官房長官は衆議院内閣委員会で、いわゆる従軍慰安婦の問題を巡る河野官房長官談話の作成過程を検証するために設ける有識者によるチームについて、法律の専門家やマスコミ関係者、女性などから人選を進めていることを明らかにしました。

政府は、いわゆる従軍慰安婦の問題を巡り、政府の謝罪と反省を示した平成5年の河野官房長官談話について、「談話を見直すことや新たな談話を発表することは考えていない」とする一方、政府内に有識者によるチームを設け、談話の作成過程を検証するとしています。

菅官房長官は衆議院内閣委員会で、「現在、チームの人選などを進めている。基本的には法制度に明るい方やマスコミ関係者、女性など客観的に見て偏らず、『なるほど』と思われる方にお願いしている」と述べました。

そのうえで、菅官房長官は「どういう状況で河野談話が出されたのかを検証するのが最重要だ。検証は静かな環境のなかで行うべきで、公開では行わない。議論の結果は国会から要望があれば提出させていただき、どのような方々によってチームが作られたかや議論の回数などは、その時点で明らかにする」と述べました。

NHK 2014.4.11

追記:今国会中に結論を出すとのこと。

河野談話検証、今国会中にも結論

 政府関係者は14日夜、慰安婦募集の強制性を認めた「河野洋平官房長官談話」の作成過程の検証について、6月22日までの通常国会会期中にも結論を出す意向を示した。談話の作成段階で韓国側とすり合わせを行った経緯などで一定の結論を出す見通し。

 政府は検証チームの構成メンバーについて法律の専門家やマスコミ関係者、女性などから人選を進めており、5月の連休明けにも作業に取りかかるとみられる。 

産経 2014.4.15