2017/09/07

「希望の種」に対抗して「事実の種」(日本の保守)


希望の種」に対抗して、「真実の種」。お堅いイメージの保守系にこういった洒落っけがあると知ったのは驚きである。もっとも、この問題については国内的には議論は終了しており、「希望の種」もしょせん挺対協のフロント企業。公開討論を挑むと言うが、日本国内における議論は既に終わっている。ラスボスである挺対協と(英語で)やり合わないと意味はないのだが・・・。

「希望の種」の会見には挺対協のユン代表も出席(右端)
事実上、挺対協の代理人

北野隆一記者の書きぶりだと「慰安婦や性暴力問題に取り組む弁護士や大学教授」vs 「保守系の大学教授や活動家」だが、正義財団(挺対協)vs日本の保守派というのが実体だろう。希望の種自身、正義財団の募金キャンペーンの一翼を担っていることを隠していない。

慰安婦問題巡り新団体発足 「『真実の種』を育てる会」

慰安婦問題や徴用工問題などをめぐって「捏造(ねつぞう)の歴史で日本人の誇りが奪われている」と主張するグループが「『真実の種』を育てる会」を設立し、5日に東京都内で記者会見を開いた。代表の岡野俊昭・元銚子市長が、韓国での慰安婦像設置や徴用工問題をとりあげる動きに対し、「国内外に日本の真の歴史を伝え、捏造の歴史を正す事業を展開する」との文書を読み上げた。

同会は、元慰安婦の支援や性暴力の問題に取り組む弁護士や大学教授らが6月設立した「希望のたね基金」に対抗する形で発足。「新しい歴史教科書をつくる会」副会長の藤岡信勝・拓殖大客員教授ら保守系の大学教授や活動家が運営委員となり、「希望のたね基金」に公開討論会を申し込んだという。学生への歴史問題講座や、国内外の歴史展示施設への調査活動を計画している。

朝日 2017.9.6