2013/06/16

八代英輝と桜林美佐の橋下発言評


今日のたかじんNOマネーより。橋下大阪市長を交えた討論の中で出た、橋下発言批判(桜林の場合は、橋下発言批判とはちょっと違うかもしれないが)。傾聴に値すると思えたのは、この二人の意見ぐらいだったろうか。桜林の発言は全員に向けられたものだろうが、橋下もその中に含まれていたのだと思う。彼も言い訳のように、「(現在では)あってはならないこと」というようなことを繰り返していたから・・・。韓国によるネガティブキャンペーンだからこそ、発言に気をつけるべきだという八代英輝の意見ももっとも。桜林の話はもっと聞きたかった。

贖罪意識は脇に置き、事実関係はドライに論じるべき (桜林)

桜林美佐: 日本の今の価値観で、慰安婦がいい悪いということをまず論じてしまうことから、ちょっと、どうしてもズレて行ってしまうのかなっと。まず、それは個人的に悪いと思っているとか色々あろうかと思いますけど、まずそれは置いて、ものすごくドライな目でこの問題を議論していかないと、たぶん、もうそこからもう迷路に入ってしまうと思います。たぶん、贖罪意識がある、そして謝るということが、これが歴史的事実になってしまうと後世に禍根を残してしまいますので、事実は事実としてホントに冷めた視点で議論しないといけないんじゃないかと思います。
対日ネガキャンだからこそ慎重に発言すべき (八代) 

八代英輝: アメリカで何年か暮らしていると、やはりその日本の政治家が散発的に発言する歴史認識の問題というのは、非常にあの難しい問題だなと肌で感じるんですよ。急に在外邦人に対する見方が厳しくなります。特に従軍慰安婦の問題については非常に厳しい。それはなぜかというと、韓国がもう外交政策として、もう国を挙げて日本に対するネガティブキャンペーンとしてロビー活動をやっているわけですよ。それに、日米同盟にクサビを入れようとして韓国が国策としてやってること、で全然予算も違う規模でやってるわけです。橋下さんご存知だと思いますが、ニューヨークのベッドタウンの隣の州に、ニュージャージー州に、日本人が韓国の女性を足蹴にしている像が建てられているんです。それがあの、従軍慰安婦の像だっていうんですね。そういうことに対して、もっともっと、あの、デリケートな問題に戦略を持って発言していかないといけないと思うんです。僕は、それに関してこれだけの人が、日本の人が8割り近くの人が橋下さんの言うことが納得出来るというのは、これだけ長い時間話を聞いたからじゃないですか。(水道橋博士「日本の人の8割が賛成してないですよ。この番組の、テレビ大阪の人でしょ」)・・・ただね。それは訂正しますけど、海外に対しては少なくともまともに伝わってないですし、この橋下さんの発言で日本に対するイメージが上がったという人はほぼ皆無です。

たかじんNOマネー 2013.6.15